Monkfish はアンコウ。
この魚カレーを私が食べたのはタミル・ナンドゥー州のマドゥライの街のレストラン。
マドゥライはタミルの中南部に位置する2番目の大都市、ヒンドゥー教寺院の中で最も大きいと言われる歴史的建造物ミーナークシ寺院がある有名な古都。海からは遠く、なぜこの街でこのMonkfishのカレーが有名なのか考えてみる。Monkとは僧侶の意味でこの街はミーナークシの寺町だし、多くの祭りが執り行われている。祭りの時に出された料理ではないか?と。海から川を使って船で運んだ魚をみんなで楽しんで食べたのでは!!魚は内陸部では貴重だろうし、それに僧侶の魚だもの!?祭りには欠かせない料理のひと品であったのだろう。
Meen Moli とは
Meenとはタミル語で魚。Moliは植民地時代のインド人が西洋の婦人を呼ぶときの敬称だそうだ。イギリスの書物によると植民地時代にイギリス人や西洋の人々の特にご婦人が好んで食べたカレーだと書かれている。特にこのソースが気に入られたとか!!
ソースはココナッツミルク、グリーンチリと生姜のコンビネーションの素晴らしい、美味しいソースだ。
今日はアンコウではなくタラで作る。
材料
塩 マリネするときは二つかみ。
タマネギ 中ぐらいの大きさ2個
ニンニク 3~4片
生姜 3センチぐらい。
グリーンチリ 3本
レモン 半分を絞る。
トマト 中玉2個(よく熟したトマト)又はプチトマト12~13個
ココナッツミルク 缶のココナッツミルクの1/3を容器に移し、残りに半分の水を足して薄いミルクを作る。
残ったココナッツミルクは最後に使用。
黒砂糖 1teaスプーン
作り方
① 一口大に切ったタラをターメリックと塩で30分マリネする。
(マリネしたタラ)
② タマネギ1個、ニンニクとショウガ、グリーンチリをみじん切りにする。
③ タマネギ1個を細くスライスしてから軽く潰しておく。
(玉ねぎを軽く潰す)
④ トマトは乱切りにして、レモンは絞っておく。
⑤ フライパンを温め、バター1を加えマリネしたタラを正面に焼き目が付く程度に焼いて皿に移す。
(取り出したタラ)
⑥ 鍋に残りのバター1を入れ、みじん切りのタマネギ、チリ、生姜、にんにくを香りが出るまで炒め、スライスしたタマネギも加え、さらに5分程炒める。
⑦ 薄いほうのココナッツミルクとトマトを入れ強火で10分煮る。
(煮ている)
⑧ 煮立ったところにタラを入れ5分煮程煮てから、弱火にしてさらに5~10分かき混ぜながら煮る。
(タラを加えて煮る)
⑨ 最後に絞ったレモン汁と濃いほうのココナッツミルク、黒砂糖を加え2分混ぜ合わせ、味を見て塩を足して出来上がり。
ポイント
★ タラを鍋に入れて、かき混ぜる時にタラの身を崩さないように気を付ける。