(Chicken Chilli &Paratha)
Chilliと書きましたが青唐で作ります。
このチキンチリを教えてくれたのはグジャラート出身の女性で、今は結婚をしてチェンナイで暮らしています。彼女曰く「味はグラジャートの家で作るのとチャット変わってきている」と言っていますが、私はこの味しか知らないので何がどのように変わってきているのかわかりません。
我がMURTI家のチキンカレーとは味わいがずい分と違います。インドも各地方で使うスパイスも違えば手に入る材料も異なることがあるので、異なる州の料理を頂くのは楽しい事です。本当にチキンカレーひとつをとっても違う味わいがあり新しい出会いになります。
(グラジャート州はインド北西部にあり、アラビア海に突き出している。北西にはパキスタンが位置する)
今日はこのチキンチリに合うParatha(パラタはチャパテイーの生地にバターを煉り込んだパン)も作ります。
北インドのカレーにはナンやパラタなどのパンがよく合いますから。粉を扱うのに慣れている人ならこんなに簡単なパンは無いと思います。私は得意ではないので綺麗に仕上げることが出来ませんが、家で食べるパンですからそれもまた良いのでは!!!生地は寝かさなくても大丈夫です。
パロタはアタという粉を使います。全粒粉のことをインドではアタと言います。
この粉に水と塩とギー(インド、ネパールで使われる。水牛、牛、羊、山羊などの乳から作ったバターを溶かし、上澄みを集めたもの)を煉りこみ焼きます。表面がサクサクとした(うまく焼けたら)バターの風味豊かなパンです。
チキンチリ
マサラの材料(四人分)
○ 生姜 15g すりおろす
○ ニンニク 大き目2片 すりおろす
○ ガラムマサラ 2teaスプーン 軽く山盛り
○ コリアンダーパウダー 1table スプーン
○ ターメリック 1teaスプーン軽く山盛り
○ パプリカ 1tableスプーン
○ チリパウダー 1tea スプーン
○ ヨーグルト 1tabl スプーン山盛り
○ トマト 大2個 細かく切る
○ 塩 1~2tea スプーン(好み)
サラダ油 6table スプーン
マスタードシード 3/4table スプーン
クミンシード 2tea スプーン
ベイリーフ 2枚
タマネギ(新タマネギ) 1個 みじん切り
青唐 10本
鳥胸肉 500g~600g 3cm~5cmにカット
ブラックペッパー 1table スプーン(あら挽き)
レモンジュース 1table スプーン
香菜(コリアンダー) 1本 茎ごとざく切り 皿に盛り用
作り方
① ○の付いている材料をボールに全て入れ混ぜ合わせてマサラを作る。
② 鍋に油を入れ熱したらマスタードシードを入れてパチパチすれば次にクミンシードとベイリーフ、青唐とタマネギを入れて中火で7分位よく炒める。
③ その鍋に①のマサラを全部入れ強火でペーストが滑らかになるまでよくかき混ぜて炒める。
④ カットしたチキンを鍋に入れ、かき混ぜ合わせる。混ぜ合わせたらチキンの8分目位まで水を足し、強火で7分位煮る。目を離さずたえずかき混ぜながら、余分な水分を取る。チキンにマサラが程良く絡んできたら出来上がり。塩味を見て足りなければ足す。 最後にレモン汁とブラックペッパーを入れる。
⑤ 皿に盛りつけ、コリアンダーをちらして。
ポイント
★ タマネギなどを炒めている時は中火ですが、チキンが入ったら強火で最後まで炒めます。たえず焦げないようにかき混ぜて下さい。
★ 最後にブラックペッパーを入れますが、辛いのが苦手なら半分に。ブラックペッパーの香りが大切です。
パラタ
材料(約10枚)
水 200~220cc
全粒粉 300g(生地用) 練る時に使う粉は別です。
バター 80g小さいボールに溶かしておく。
※無塩バターがなければ有塩バターでOK
塩 少々
有塩バターを使う場合は塩を入れない!!
作り方
① 大きなボールに水と粉を入れてよく混ぜて練る。手に生地が付かなくなったらOK。
② 生地を10等分にして丸める
③ 粉を台にひき、丸めた生地を手で少しずつ丸く広げ、溶かしたバターをスプーンの背で塗る。
④ その生地を端から丸めていきスイスロールにする。
⑤ スイスロールにした生地を直径15㎝~17㎝ほどにのばす。
⑥ 厚手のフライパンを熱して、余分な粉をはたいて生地を焼く。
⑦ 表面にバターを塗り20~30秒ぐらい中火で焼き生地に茶色の焼き目が付いたら裏返してまたバターを塗り裏側にも焼き目を付ける。
ポイント
★ 今回、生地にバターを煉り込むのは1度でしたが、もっとサクサクさせるには2度、3度と繰り返して生地にバターを煉り込んでください。