今回はインド人が大好きなスープです。前回のスープはニンジンスープでした。
コリアンダーの香りとニンジンの癖のある味がとても良くマッチする、冬におすすめのスープでした。今回は初夏らしく色鮮やかなグリーンピースのスープを作ります。
グリーンピースとほうれん草は色付けに使います。
今が旬の生のグリーンピースを使うと良いのですが値段を考えると冷凍で十分美味しく作れるので冷凍のグリーンピースを使います
今日は使用するスパイスについて書いてみます。
メティ(英語でフェネグリーク)とソンフ(フェンネル)コリアンダーシードを使います。スープなのでこれだけで十分なコクが出ます。
メティ
西アジア原産でマメ科の植物の種です。古代エジプトでは防腐剤、薬用、食用として使われ、ギリシャ人やローマ人は主に食用として珍重している。
もちろんインド人も昔から食用及びアーユルベーダーとして広く使われるスパイスの一つです。
現代では糖尿病、高血圧、便秘などに有効である事がわかっています。
ソンフ
ウイキョウと呼ばれるセリ科の植物の種でフェンネルも古代エジプトから薬用で使われています。効能は利尿作用、消化器促進、解毒作用、抗菌作用など調べると
あまりにも多いのでビックリ!!ハーブティーにしても良いのでは。
コリアンダーシード
香菜の種で、効用は消化促進、強壮促進、整腸作用などです。甘味がほのかにあり、
料理のポイントになります。ピクルスなどにも使っています。
これらのスパイスはインド料理には欠かせないスパイスですが、インド料理だけでは無く、西洋料理にも中近東、東アジア料理にも欠かせない香辛料です。
上手に使えば料理の味が深くなる上、健康にも良いのでいろいろ工夫して使って見て下さい。
材料
グリンピース 冷凍300g
ほうれん草 100g
油 5 table スプーン
コリアンダーシード 1 tea スプーン弱
メティ(フェネグリーク) 1 tea スプーン弱
フェンネル 1 tea スプーン弱
水 600 cc~700 cc
牛乳 100 cc
塩 好みの味に
砂糖 1 tea スプーン(すりきり)
レモン汁 少量
胡椒 1 table スプーン
作り方
① 鍋に油を入れ熱し、ホールスパイスを炒めスパイスの香りが出て
きたら、グリーンピース、ホウレンソウを入れて5分ぐらい炒める。
③ 煮たホウレンソウとグリーンピースをスープごと3回~4回位に分けてミキサーにかける。
④ ミキサーにかけたスープを鍋に戻し、火にかけて温め、牛乳、塩を入れ かき混ぜながら3分煮る。最後に砂糖、レモン、胡椒を入れて出来上がり。
ポイント
★ ホールスパイスを油で炒める時の注意ですが、焦がさないで香りがでるまで炒める事。