Coriander Rice & Onion Raita & Deep Fried Papad
何度となく書いていますがインドは各地方々で料理が異なります。
今日は中国四大料理のようにインド四大料理と大雑把ではありますが簡単に特徴を書いてみます。
分け方は首都のあるデリーから北のパンジャブ地方、東のコルカタ(旧カルカッタ)、西南のムンバイ(旧ボンベイ)それと我がムールティ家のあるチェンナイ(旧マドラス)周辺。
パンジャブ料理
歴史において西アジアや中央アジアとの結びつきが強く、遊牧民料理である。
日本にあるインド料理店はほとんどがこの地域の料理を出している。今でこそ南インド料理の店が出来てきたが。
この地方は小麦が主食で乳製品も多用される。ギー、ヨーグルト、パニール(カッテージチーズ)等がそうである。
タンドール窯で焼く料理も西アジアから入ってきた料理方法で山羊や鶏などをヨーグルトに漬けて焼き食される。
タンドール料理はムガール帝国の王宮料理の一つでもある。
使われる香辛料はさほど多くはなく、インド全土で使っているターメリック、コリアンダー、クミン、トウガラシの他はアサフォエティダやニゲラ。
料理は乳製品を多く使うので、濃厚なソースが特徴となる。
ベンガル料理
東インド(ベンガル地方)料理とも言われ、ベンガル湾からアッサム、ヒマラヤと海と山を持つ地域の料理で、主食は米だ。
(ベンガル地方は英国が統治していた時代はバングラデイッシュもベンガル州に入っている)
茄子はこの辺りが原産地だそうだ。他にタロイモ、タケノコ、レンコン。コンニャク芋もここが原産地といわれている。なにか日本や中国に繋がっているような気がしないでもない。
もちろん海があるのだから魚料理も好んで食べられる。
カルカッタ料理の特色は芥子油(マスタードオイル)を使う事や野菜料理や魚料理の種類が多いこと、それと米をたくさん食べる。
香辛料はインド全土で使われる、ターメリック、クミン、コリアンダー、チリに加えニゲラ、フェンネル、フェネグリーク、アジョワン、などを使用する。
次回 ボンベイ料理とマドラス料理の特徴を話します。
★今日紹介するコリアンダーライスはマドラス料理です。
炊いたご飯にコリアンダー、生姜、ミント、タマネギのペーストを混ぜ合わせる簡単なライス料理のひとつ。
今日は副菜がないので、パパドとヨーグルトをライスに混ぜて食べます。パパドのパリパリ感がとても合います。
今までに紹介した魚や肉料理、野菜カレーなどと、とても合うので試してください。
(パパドとは豆の粉を水で練ったものに胡椒などの香辛料を混ぜ、丸く薄く延ばして乾燥させた保存食です)
コリアンダーライス
材料
インド米 1カップ
塩 少々
●コリアンダー(香菜) 1 カップ
●タマネギ 小1個(ざく切りに)
●のついた材料はペーストにする。
ライタの材料
プレーンヨーグルト 4 table スプーン強
レモン汁 1 tea スプーン
塩 少々
揚げパパド
パパド(スパイシー豆せんべい) 2枚
作り方
コリアンダーライス
① ライスを洗い、ざるに上げ10分ほど置く。
② 鍋に水2と 1/2カップと米を入れて炊く(煮る感じ)鍋の蓋はしない。米に火が通ったか食べて確かめて火を止める。(水が足りないようなら足す)
炊いたご飯はボールに移しておく。
③ ●の付いた材料をフードプロセッサーでペーストにする。
ペーストにする物を
フードプロセッサーにかけ、
ペーストにする。
④ フライパンでクミンを空煎りする。その後、ゴマ油を入れてからペーストと塩をフライパンに入れ2~3分炒める。(ペーストから出ている水分を飛ばす)
炊いたライスを鍋に移しペーストと混ぜ合わせる。
オニオンライタ
① みじん切りにしたタマネギにプレーンヨーグルトと塩を混ぜ合わせて、レモン汁を加える。
揚げパパド
① パパドを4つに切り、少な目の油で揚げる。
瞬間で揚がるので焦げないように気を付けて下さい。
ポイント
★ インド米を炊くとき硬めに炊く。