Gobiはインドでキャベツの事でカリフラワーはFhoolgobi(フールゴビ)と言います。
フールの意味は花です。日本でもカリフラワーの事を花キャベツと呼びますね。
キャベツとカリフラワーは同じ原種でカリフラワーの名前の由来はキャベツ類の花を意味すると辞書に書いてありました。
衣でいろいろな材料を揚げた料理がパコダです。日本の天ぷらと同じで野菜やエビ、魚などを衣で包んで揚げます。天ぷらとの違いはパコラは衣を食べると言うか、衣にスパイスやハーブが入っているので味があり、そのうえ衣がしっかりしているので衣を食べるという感じです。
パコダを食べるのに欠かせないのが、グリーンチャツネです。パコダをチャツネで頂くのです。
チャツネとはソースみたいなもので、いろいろなチャツネがあります。「南インドの朝ごはん」にも載せましたがココナッツチャツネ、トマトチャツネ、ピーナッツチャツネなど「南インドの朝ごはん」には欠かせないのがチャツネです。
今日のグリーンチャツネはとてもポピュラーなチャツネで、一般的にはフレッシュコリアンダーで作りますが私はチェンナイのクックが作るようにミントもたっぷり使います。
パコダ(Pakoda)は ダの発音が難しくダとラの間の音らしいのですが、
イギリスの料理の本ではスペルはPakora
インドのある地方ではPokodi
我がアジャンタはPakodaとメニューに書いています。すべてありでしょう!!
パコダに使う衣もいろいろあります、ベイスン粉(ひよこ豆の粉)を使うことが多いのですが、小麦粉を使うときもあります。小麦粉を使うとベイスン粉より軽く揚がります。
その衣の生地に入れるスパイスも材料によってそれぞれです。(これぞインド!衣にもスパイスやハーブを入れます。)今日の衣にはアサフォェティーダ、アジョワンをいれます。ハーブはフレッシュコリアンダーとグリーンチリです。それと出来上がったパコダに必ずふりかけるのはChaat masala(チャートマサラ)です。
Chaat Masala (チャートマサラ)はインドのスナックやローストした料理には欠かせない調味料です。私はサラダのドレッシングに少し混ぜています。いろいろと活用できる調味料です。
マサラ(色々なスパイスを混ぜ合わせた物)にしょっぱさと少しの酸味と辛さを加えたものです。
一般的なチャートマサラに使われる材料はクミン、ブラックソルト、コリアンダー、ジンジャー、ヒング、チリ、最後にマンゴ(乾燥させた物)です。
アサフォェティーダ
ヒンディー語でヒングと言います。
ほんの少しヒングを衣の生地に入れるだけですが、衣に旨みが出ます。
ヒングはインド以外の国ではあまり使われていないスパイスで、この植物の根茎から出る樹脂のような物を乾かして、砕いてパウダーにしたものです。
とても匂いが強く(臭い?)油で炒める事でタマネギのような?香りが出ます。
インド以外ではあまり使われないスパイスみたいです。
アジョワン(Carom)
セロリと同じセロリ科です。このスパイスもインド料理には欠かせません。
タイムに似た香りですが、タイムより香りは強いのでタイムの変わりに使うときは少なめに!!肉料理にもよく合います。
効用として殺菌力が強いのでマウスオッシュ、歯磨き、防腐剤にも使われています。それとお腹の張りを和らげるといわれ、豆料理にもよく使います。
パコラ(Pakoda)
材料
カリフラワー 中1個
油 天ぷらが出来る量
チャートマサラ(Chaat masala) 少々
フレッシュコリアンダー 飾りに使う
衣の生地の材料
ベイキングパウダー 1/2tea スプーン
塩 4g
コリアンダーシード 1table スプーン
(空煎りしてすり潰す) (パウダーに)
水 150ml
作り方
① カリフラワーを小分けにして、軽く湯がいておく。
(茹でたカリフラワー)
② 衣の材料をすべてボールに入れて混ぜ合わす。硬めの生地になる。
③ 鍋に油を入れ170°~180°位に加熱し、カリフラワーに衣を付けて揚げる。色付くまで揚げる。
④ 油を良く切り、皿に盛りつけて、チャートマサラを振り掛け、コリアンダーの葉を飾り、出来上がり。
Green Chutney
材料
グリーンチリ 2本
アサフォェティーダ(ヒング) 3/1teaスプーン
クミンシード 1/2teaスプーン
塩 1tsaスプーン
レモン汁 2table スプーン
水 ミキサーが回る程度の水
作り方
① 材料すべてをグラインダーかミキサーにかける。
ポイント
☆ 衣は固めなのでカリフラワーに手で衣の生地を付けて下さい。
☆ 出来上がりの写真の色は少し薄いです。もっと黄金色になるまで揚げてください。