インド旅行記2014 ~ゴーダマ・ブッダ足跡とバナラシを巡る~ 「成田からニューデリーへ」

投稿者:さえ 投稿日時: 10th 2月 2014 カテゴリー: インド旅行記2014

旅行経路

1月22日(水)

今日からインドに行く。毎年のように行っているインドだが、今まで気持ちがどうも向かないバラナシに行くと決める。「インドと言えばガンジス河でしょ!ガンガーのバラナシ(ガンジスは英語)に行かなくて、インドに行ったなんていえないよ」なんてインド通の人たちからは言われていたが、どうも私の頭の中で作り上げたバナラシ(ベナレス)は、火葬場、ガンガーで死を待つ人々……「.わたし、行きたくないよ」と主人にずーっと言っていた。主人は日本生まれとはいえ、インド人。ガンガーには、それなりの思い入れがあるらしい。すでに2回訪れていると言う。(一度目は父親の遺灰を日本から持って、ガンガーに流したそうだ。今から39年前の話。ガンガーに着いたら話の続きをしよう。

 ゴーダマ・ブッダの足跡を、たどるつもりは無かったのだが、インド哲学のほんの端っこのそのまたその端っこの勉強をしようかと、去年から東方研究所(インド哲学者 中村元先が一般の人のために開いた塾)に通い始める。そこでインド哲学と仏教の関係の絡み合いの深さを知る事になる。少し仏陀の生涯にも興味を持つようになり、仏陀が悟りを開いたサールナートとバナラシは距離も近く、ブッダの足跡も今回のツァーに組むことにする。

去年のタール砂漠を巡る旅のコーディネイトをして下さった、カプール(Mr Kapoor)さんに今回の旅もお願いする。カプールさんは日本で始めて、インドに関わるTV番組のコーデイネィトの仕事を始めた人。五木寛之著「仏教への旅 インド」をNHKがTV番組にしたときのコーディネイターもカプールさんだ。五木寛之と共にブッダの足跡を巡り撮影をしたのだそうで、本の中でもカプールさんの名前がよく出てくる。

午前中に事務所で最後の打ち合わせをすませ、成田へ向かう。
17:20発ANA917 で DELHIへ
離陸して少しほっとする、忙しかった日常から開放された気分は最高だ。だがこの最高な気分も飛行機の中だけだ。降りれば距離はあっても、ネットワークがある限り、日本の仕事からは逃れられない。
私は昔から飛行機に乗るのが好きだ。怖い思いをした事が無いからだとは思うが、この狭い機内とはいえ、電話も鳴らず、好きな事をしているしかない、この空間が何ともいえず、好きだ。

ここ何年かは全日空を利用している。機内食も年々洗練されてきている。その昔のバブル絶頂期の頃はビジネスクラスでも結構なもてなしだったが、今は昔。私がいっている洗練されてきたとは、ここ数年を比べての事。食事も量より質を重んじるようになり、ワインのセレクションも数より質になったような気がする。全日空さん合っていますか?

  

デリーに日付が変わった23日0:00 20分早く到着。
ホテルからの迎えの車でデリーの定宿JAYPEE HOTELへ。

1月23日

今日はオールドデリーを散策するつもりだった。だったと言うのは、1月26日インド建国記念日式典にあたり、今から厳重体制がひかれ、あちこちが交通封鎖されている。インドで一番大きく盛大な式典、インド全軍のパレードがハイライトになる。全軍とは陸、海、空、国境警備隊、警察etc。日本の安倍首相も主賓として招待されている。というわけで、行きたい所にはいけそうも無く、3度目のデリーだが、まだ行った事がないフマユーン廟に行くことにする。

ムガル帝国第2代皇帝フマユーンの墓廟で妻が亡き夫のために作った廟。(1575年頃)世界で始めて砂岩と大理石を組み合わせ、幾何学模様の美しい、世界遺産に登録されている建造物。

この様式を用いて作られた廟が、第5代皇帝シャー・シャハンが妻のために建てた、タージ・マハルだ。タージ・マハルに数年前に行き、その偉大な大理石の建物の美しさに肝を潰した経験があるゆえか、フマユーン廟は何か物足りないものに映る。もちろん砂岩と大理石の素朴でいながら、計算しつくした幾何学模様の美しさは、それはそれで美しいことに変わりは無い。

ランチはマトン料理の美味しい店をカプールさんにリクエスト。
「小枝さん、この店はおいしいですよ。先月フジTVのクルー(ドラマ医龍)を連れて行ったのですが、みんな美味しいおいしいと言ってくれました。ぜひここに行ってください。」とお勧めのLafeeze Affaire。店のあるチャーナキャプーリは、政府高官などの宿舎が建ち並ぶ地域で、とても環境のよい場所である。
Gosht Cuury (仔ヤギ肉のカレー)Gosht Chops(仔ヤギ肉チャップ)にガーリックナーンにロマリローティ(薄く延ばして焼いたロテイ)を注文する。
仔ヤギのカレーはトマトベースで辛いがスパイスの香りが程よく、仔ヤギの骨付き肉も柔らかく臭みはまったく無い。ラムチョップならぬ、仔ヤギチョップのマリネが、アジャンタのマリネと同じ味なのがうれしかった。もちろん凄く美味しい。ヤギ肉の骨はとても細いのが印象に残る。

  

デリー国立博物館

動きの取れない今日のニューデリー、国立博物館なら行けるというので博物館に。
ヒンドゥー教の神々の石像、仏教美術の数々、インダス文明からの美術品などを腹ごなしもかねて、じっくり見て歩く。

踊る少女

ガネーシャ像

ガンダーラの少年

ブラムハ 宇宙を造ったヒンドウー神

ホテルへの帰路、ライフルを構えた軍人の多さに驚く。平和な日本では見る事の出来ない光景だ。
さあ、明日はパトナに飛んでラージギルまでドライブだ。