アーパムとココナッツミルク
アーパムとは、米粉と炊いたご飯とウラドダールで作った、これもまたクレープのような感じの食べ物で、小さい中華鍋で焼きます。
アーパムは、フレッシュココナッツミルクを浸けて食べるのが決まりみたいです。
ココナッツミルクは、前回写真で見せた、削ったココナツを少し水につけておき、その後ココナッツをガーゼで包み、思いっきり絞ります。写真参照!!
ミルクのような白いジュースが絞れます。
好みでココナッツミルクに砂糖を入れて、甘くしても美味しいですよ!!
残ったココナッツミルクは、飲みほしてしまいました。
この様に、料理に使うココナッツはドライにした物です。生のココナッツは、
上の部分を削って穴を開けて、その穴からストローで飲むココナッツジュース(透明)です。
このジュースが入っている周りに、2㎝程の柔らかい白い果肉が付いています。ココナッツは、通常ラグビーのボール程の大きさで、その果肉が付いている芯の部分まで削って(砲丸投げの玉位の大きさ)乾かしたものをドライのココナッツと言います。
南インドはヤシの木が多く、ココナッツはヤシの木の実ですから、ココナッツが南インド料理には欠かせない食材になっています。
写真のように、街のビルの間にもヤシの木が(実の付いた)沢山あります。
それに引き換え、北インド地方では冬があり、ヤシの木は育ちにくく、牛のミルクや山羊のミルク、または水牛のミルクを料理に使っています。自ずと料理も、バターやミルクを多く使う料理になり、南インド料理が軽い感じならば、北インドの料理は重い感じになるのも仕方ないのでしょう。