ゴアと聞いて何か思い浮かびますか?
私はフランシスコ・ザビエル ポルトガル領 ヒッピーのビーチ?今でも?
それとトランス音楽の発祥地だ。
思いつくのはその位かな!!
ムンバイから飛行機で30分、ムンバイのお金持ちの別荘地にもなっているみたいだ。フランス人やイギリス人も別荘を持っていて、12月1月をゴアで過ごすのだそうだ。インドの12月1月はもっとも良い季節だから…….ね。
それに、ゴア州はキリスト教徒が多いので12月はクリスマス、ゴアでは盛大な行事が行われる。ヨーロッパの人達にも良いんでしょうね。
チェンナイから飛行時間2時間弱でゴア州の州都パナジに着く。
ゴア州が小さな州なので飛行場もそれなりの大きさ。
ゴア州の経済は観光と鉱石。
鉄やマンガンなど鉱石が産出される。
ちょうど私達がゴアに行った頃、ゴア州が違法に多くの鉄鉱石を輸出していた事が明るみに出てニュースで話題になっていた。
ホテルに向かう道で、赤茶の土石を積んだトラックと何台も行きかった。思い切り埃を舞い上げて、ものすごいスピードで走っている。これは一種の公害だと思っていた事が、この鉄鉱石のニュースの事だった。掘れば掘るだけ売れるのだから、掘りたくなるのだろう!!!もちろん露天掘り出し。
飛行場からタクシーで1時間あまり走ってホテルに着く。インドの飛行場のタクシーはプリペイド方式だから安心して乗れる。飛行場の中にタクシーのチケットを売るカウンターが在り、そのカウンターで行く場所を言うとチケットを切ってくれ、ドライバーを呼んでくれる。とてもよいシステムだ。
ALI LA DIWA ホテル
3ツ星で5ツ星のサービスと言う、うたい文句に誘われてここに決めた。
オープンなロビー、インドネシアのバリ島みたいね!!
やはりそうだった。この会社はバリに沢山ホテルをやっているらしい、インドはここゴアが初めてのホテル。
そうか、バリか~~~。まーいいじゃない!!素朴な感じが!!
ウエルカムドリンクが美味しい!!このドリンクはインドだ。
ジーラ(クミン)にざくろ、レモンの味、インドのドリンクは最高!!
今度「インドお家ごはん」でインドドリンクの作り方もやりますね。
開け放されたロビーでチェックインを済ませ、部屋へと。
部屋のスタイルは今流行りのすべてオープンスタイル。
バスルームも引き戸で開け閉め出来、開けて置けばバスルームも部屋状態になる。それが今流行りのオープンスタイル。引き戸は日本の障子風。
なかなか落ち着いた良い感じ。良かったよかった。外は緑がいっぱい。
そろそろ、日も落ちたことだしディナーに行きましょうか。
ここは南国、軽い服装で!!
白の薄いコットンのシャツに麻パンツ&真っ赤なペタサンダル。
主人は真っ赤なポロシャツに白のショートパンツ。
メインのレストランがディナーブッフェをしているのでそこに行く。
まずどんな料理が並んでいるのか、隅から隅までチェックをして、自分のコースを組み立てる。
ゴアの人達はビーフもポークも食べるのでメニューが豊富。
どうして食べるかって?宗教的な制約がないから。
ゴアで有名になった料理に「ビンダルーポーク」と云うのがある。
酸味の効いたポークカレー。とても美味しいので今度作り方を載せます。
私は前菜にイタリアンポークソーセージ、ハム、いろいろなピクルス、チーズ、ブドウetc
ソーセージもハムも美味しいし、チーズも美味しいです。
パスタもOK!!
気持ち良く食事が始まったその時、子供たち、お母さん、お父さん、グループ?
5~6家族がガチャガチャと入って来た。ハァ~~溜息です、私の。
インドの家庭って今まで見た限り、子供にベタ甘なのだ。
皆さんがご存知のインドの小学校からの教育の素晴らしさ、あれは何?って感じになる位に、外では子供の躾が成っていないのです!!!!
始まりました。傍若無人な子供の行動が!!
フォークとナイフを叩きながら走りだした、それを追いかけて喚く子供。
言っときますが、彼らは俗に言う中産階級の上の人達だ。現にナニー(子守)を連れて来ている。ナニーも子供を追いかけるが間に合わない。
父親は父親同士でテーブルに着き、母親達は別のテーブルで食事をしている。
子供たちも、もちろん子供だけのテーブルでナニーが世話をしながらの食事。
ハッキリ言えば親たちは子供たちに無関心!?走り回ろうが、喚こうが。「他人に迷惑をかける!?って何?」「私そんな言葉知らないわ」「ねえー、知っている?この間ムンバイで新しくオープンしたどこそこの….」「ヘーそうなの?」これは母親達の会話。私の想像ですが、父親たちはきっと仕事の話で盛り上がっているのでしょう!!
子供たちの方など見向きもしませんから。
と言う私達夫婦の会話はこのインド人親子達の事で盛り上がっていました。
会社の慰安旅行なのでしょうね、私の想像では優秀な社員を家族で招待した、そんな感じかな!!今のインド経済が如実に出ている。ただ日本と違うのは家族を招待すると言う事。これは良い事では!!家族あっての仕事ですものね。
と言う事でとてもにぎやかなデイナーでした。
さー今度は朝!!!!!!
気持ち良く6時に起床、人気のないテラスのテーブルでコーヒーを飲みながら、メールのチェックとスカイプで事務所と話す。スカイプの便利さは海外にいると痛烈に感じる。今こちらが朝7時だから日本は10時30分。ちょうど良い時間だ。
今日の朝ブッフェ、玉子はオーバー&イージーに焼いてもらう。オーバー&イージーとは目玉焼きの両面焼きだけど、黄身は生で無くてはいけない。だから片面は「イージーで良いよ」と言う意味。
トースト、フルーツ、大好きなスイカジュース。
(ホテルの朝食1)
食事が終わったル頃、昨夜の家族達が入って来た。インド人って思ったより朝が遅い。
昨夜は見なかった違う家族がいる、この家族は父、母、息子夫婦2組プラス孫かな?
その一人の息子が多分絹だとは思うがパジャマ姿なのだ、その妻も絹のパジャマでレストランにやって来た!!
「ネー、あの二人パジャマ着てるよね!!??」と私
「そうだね」と主人
「高そうなパジャマだけど、ここはレストランだよね」と私
「そうか、、知らないよね」と主人
「何が、まさかインドではパジャマで公共の場に出てもいいの?」
「違う違う、パジャマはインド語なの。ホントはピジャマって発音するの、でパンツの意味なの。それが西洋に渡りパジャマになり寝巻の意味になちゃったの」と主人
「へー、じゃあ彼らは別にパジャマで来ているのではなく、パンツとシャツを着ているんだ!!」と私
「そうです、彼らはパジャマを着ているのではないと思うよ」
ふーん、そうか!!またまた勉強になりました。
何かというと基準を西洋に求める悪い癖が私にはありました。気を付けましょう。
次回もゴアです。今度こそ休暇の模様です!!