地母神、パールヴァティ(シバ神の嫁)((Shiva=大黒天))の化身で鬼女神ドゥルガと言われているアヴァター(化身)がいる。
(悪に対する善の力を象徴する女神)良くわからないでしょう!!??私も解っていませんが…インドには本当に多くの神様がいます(年々神様が増えているみたい)。
インドの神様についてはもう少し勉強をしてから書きます。
この季節9月~10月は女神ドゥルガのお祭りをやっている。このお祭りは女性の祭りだ。チェンナイでもやっていた。家でも祭ったし、
用事で行った銀行でもひな壇が造られており、業務中にお参りが始まった。銀行の女性に誘われ私もその仲間に入り一緒にお祈りを捧げ、お供物まで頂いた。
(銀行の祭壇1,2)
このゴアにもドゥルガを祀ってあるドゥルガ寺院があるので行く事にする。
(ドゥルガ寺院)(寺院の塔)
この寺院が有名なのは建築様式だ。建築は寺院と言うより教会に見える建物でポルトガルの影響が大きいのだろう。門前でお供えする花を買い(日本と一緒で寺のまわりには、お供えの花売りや、お供物売りが沢山出ている)。寺に入りヒンドゥ―教のお参りの仕方で、回廊を大勢の参拝者と同じように回る。私は回廊を回りながら宇宙の中から生まれてきた我々の事をふと思った。インドに居るとなぜか宇宙万象の事を考える。
この後、フランシスコ・ザビエルのミイラが祀ってある、バジリカ・ド・ボム・イエスズ教会に行く(バジリカとは大聖堂の事)。
ポルトガルは1531年にゴアにキリスト教と一緒にやって来た。ゴアのキリスト教徒の割合は40%らしい、とても多くのキリスト教徒がゴアにいる。
フランシスコ・ザビエルもインドを拠点として、この地からマラッカ、日本、中国と布教活動をしたのであろう。
教会のまわりにはとても大きな木が立ち並び、広々とした公園になっている。
教会は普通にミサを行っているが珍しく写真撮影がOKだった。
ひんやりとした教会に入るとキリスト教徒では無い私でも何か厳粛な気持ちになる、不思議な物だ。中庭に出て見る、中とは打って変わって強い日差しに目がくらむ、それに中庭に居るとまるでイタリアの田舎の教会にいるようだ。
マリオットホテルでのランチ
さてと、ランチタイムにしますか。
「ゴアで一番人気のマリオットホテルでランチを取ろう」
とマリオットホテルに行く。
このホテルはアラビア海に面していてエントランスを入ると、目の前一面がアラビア海。
さすが5ッ星、Five Star Hotel。一番人気のホテルだけあり高級感溢れたリゾートホテルだ。我が宿泊しているホテルの素朴さと全く違う、豪華なホテル。
「お腹が空いた、早くレストランに行こうよ」
カジュアルレストランはプールの横にあり、老若男女の水着姿とアラビア海の眺めも楽しめる明るく開放的なレストラン。
早速メニューを開く。
「ハンバーガーがある!!」
「ステーキもあるね!」
「私はペパロニのピザにする、それとキング’ス・ビールね」
KING’SBEERとはゴアの地ビールでなかなかいける。
余談になるがインドは州によって酒税が違う。チェンナイは戦後、禁酒をしていた州なので酒税が今でも高い。
ゴア州は酒税が安いので、アルコール類はホテルでも、とても安く飲める。
「じゃあ僕はマリオット特製ハンバーガーにするね、もちろんKING’Sと」
インドでビーフを食べるのは今回が初めて!!!
どうしてピザにしたかと言えば、オープンキッチンの本格的なピザ釜がこの席から見えたから。
もともとはナーンもピザも出は同じ!!オスマントルコ全盛時代に西に辿り着いたイスラムのパンがピザに変わり、東に持ち込まれたのがナーンだから、根が一緒のお粉文化。
それとトマト文化も一緒かも!?
東インド会社やスペイン、ポルトガルが持ち込んだ唐辛子、トマト。
イタリアも同じでしょうね!!結構イタリアとは料理での共通点があるのかも、だからインド人はイタリア料理を早くから受け入れているのかな?(調べて報告します)
出てきたピザは生地も薄くクリスピーで、ペパロニの味も良くとてもインドで食べるピザとは思えず、思わず「Tokyoのpizzaよりウマいかも!!」と主人が。
特製ハンバーグも脂身が少なくしっかりした歯ごたえの肉で、ビックリする位美味しかったのに主人は大満足。
客も品のあるオーストラリア人の家族(英語の発音で特定)やインド人の若い女性3人組など、とても感じの良い人達ばかり。皆さん平気でハンバーガーやステーキを食べていました!!さすがゴアだ。
ホテルのプールでのひととき
ホテルに戻り、食べすぎたお腹のためにプールでひと泳ぎ。午後のプールは人が誰もいない、このホテルの客はインド人が多いから。(インドの人達は昼の暑い時にプールになぞ来ない、日に焼けたくないから。日中にプールサイドで本を読んだり、ボンヤリしたり、PCいじっているのはだいたい外人です!!)
さっきのマリオットホテルとは大違いだけど、このひるの静けさはとても良い!!
人気の無いプールで思い切り泳ぐ。クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、なんて幸せなのだろう。目に入るのは田んぼとヤシの木だけ。
プールはエンドレスプール、泳いでいる時に見えるのは水と田んぼ。
いくら泳いでも疲れない、気持ちが幸せになるばかり。
だんだん日が落ちてきた、ゴアは西海岸だから夕日がきれい!!(チェンナイは東海岸です)。
夕焼けを見て感激している自分に少し驚く。
田んぼにヤシの木だけの風景だから日が沈みだしたら、太陽の光が弱くなり暗くなる。と共に月が上がり月明かりに変わる。こんな当たり前の光景なのに、他に光がないから?とても心が満たされ、癒される。太陽と月の明かりだけを見つめる事がない(当たり前だが)日常を思いやり、東京に居ようともっと自然を感じる事に気を向けなくてはと…..自然ってからだの痛みを和らげる力が有る事に気が付く!!
朝日は一日の元気をくれ、夕日は一日の疲れを癒し、月は人間に創造する力をくれる。
つくづく思いました。人間は自然と共にいるのが幸せだと!!
とても素敵なゴアの休日でした。
今度またゴアに来る事があれば
トランス・レイヴ日記にしようかな!!