ポークビンダルーはゴアの郷土料理です。
去年ゴアに滞在した時に食べて美味しかったので再現してみようと思い、ゴア出身の知り合いにいろいろ尋ねました。
この料理の特長は酸味、辛味、甘味です。
彼が言うには、「僕の奥さんはビネガーも家で作るんだ、それにカシミールチリ(※1)を使わなくてはネ」と、とても自慢げでした。
そんな事言われても!!
まあ、私なりに作ってみる事に!!
と言う訳でゴアの味を思い出しながら、使うスパイスと手順は彼に聞いて作る事にしました。
ゴアの人にとってPork Vindalooは各家庭でその家の味があると言われる料理だそうです。「レストランでなんて食べないよ、家のポークビンダルーが一番」だそうです。
バスマティライスなどロングライスと召し上がって下さい。
※1 カシミールチリは細長くてあまり辛く無く、風味が良く、水に付けると綺麗な赤色をだす。
ホールスパイス
★すべてフライパンで空炒りをしてグラインダーでパウダーにします。
クミンシード 1テーブルスプーン
コリアンダーシード 1テーブルスプーン
ドライホールチリ 3~4本(種は取っておく)
ブラックペッパー 7粒
グリーンカルダモン 4粒
クローブ 5本
シナモンスティック 3センチ位(パウダーでもOK、teaスプーンに0.7杯位)
※焦がさないように注意をしながら香りが良く出るまで空炒りして下さい。
※冷ましてから、グラインダーで綺麗なパウダーに仕上げます。(シナモンスティックは空炒りして、小さく砕いてから、グラインダーに)
マリネの材料
(ニンニクと生姜とカットしたポーク)
生姜 3センチ四方の大きさをみじん切りに。
ニンニク 大粒5片 みじん切り
ワインビネガー(酢でもOK) 5テーブルスプーン
ポーク(ショルダー) 肩肉515グラム
※ポークは3センチ角位に切り、塩を軽く振っておく。(今回は塊が515gでした。550g位まで大丈夫です。)
マリネ
生姜、ニンニク、ビネガーとパウダーにしたスパイスを混ぜ合わせて冷蔵庫で2時間から3時間位ポークをマリネする。
炒める材料
サラダ油 4テーブルスプーン
玉葱(中玉) みじん切りにして砂糖を絡めておく
砂糖 teaスプーン2~3杯
作り方
1,サラダオイルをフライパンで熱して玉葱を良く炒める。(10分)
(炒めた玉葱)
2,玉ねぎが褐色になったら、マリネの材料を全て入れ、5~6分炒める。
3,その後は蓋をして中火より少し弱い火で30分位煮る。
(蓋をして)
4,焦げるようであれば、少し水を足して調節する。蓋を時々とって、かき混ぜながら焦げつかないように気をつける。
5,ポークが柔らかくなれば出来上がり。
少しぐらいの焦げ目はあった方が美味しいです。味を見て塩が足りなければ足して下さい。
ポイント
★煮込みと書きましたが水分はポークと玉葱から出る水分だけで、出来上がりは写真のようにドライです。
★マリネは炒める20分前に冷蔵庫から出して置くと良いです。