マリナシュリンプとレモンライス
マリナビーチの魚屋台
チェンナイの市街地にある、マリナビーチは世界で2番目とも言われる長い砂浜を持つ。
長い砂浜も凄いが海辺と云うか波打ち際までの距離が遠いところでは1キロにもなる。
夕方になると、屋台がずらりと海に向かって建ち並び、多い時には3列も4列も出来る。
食べ物屋の屋台から香辛料と油の匂いがその辺りに漂い、鳥のインコ占いや、手で動かしている観覧車、何か良く分からない土産物屋等で大いに賑わう。
屋台が途切れ静かな砂浜に戻った辺りから、漁師たちの掘立小屋に景色が移る。
2004年12月28日朝のスマトラ沖地震で、インド洋対岸に位置するマリナビーチにも津波が襲い甚大な被害がおよぶ。漁師の家は流され多くの人命も失われた。
その後、政府によりコンクリート作りの5階建アパートが何棟も建てられたが、漁師たちは自分達で掘立小屋を作り、そこで生活をしている。
暑い南インド、コンクリートのアパートでは風通しも悪く、湿気と暑さに悩まされるのであろう!!
掘立小屋はいつ崩れてもおかしく無い姿だが、風通しはよさそうだ。
洗濯物が潮風にたなびいて、野良犬や野良猫、ヤギたちがゆったりと寝ころび、じゃれ合っている様子は掘立小屋の前なのに幸せそうに見える。
時化(しけ)の日以外は毎日、朝方と夕方の海岸沿の道に魚の屋台が出る。
チェンナイの人達は新鮮な魚を買いに、このマリナビーチの漁師が出している屋台に行く。
マリナビーチで獲れる大きなエビがとても美味しくチェンナイッ子は大好きだ。海老の名前はブラックタイガーという。インド、東南アジアで養殖され世界中に輸出されている。
東京で養殖では無い生のブラックタイガーを求めるのは無理だ、だからと言って生のエビで大きさを求めたら車海老になってしまう。車海老で作れば美味しいだろうが、とてもとても高くて無理なので今日は冷凍輸入のブラックタイガーで作る事にする。
美味しさは変わるだろうが、それはそれで美味しく作りましょう!!
レモンライスは日本のお米で作ります。マリナシュリンプと相性の良いシンプルなライス料理です。
マリナシュリンプの材料(3~4人)
エビ 今回買ってきたエビは460gです。(450g~500g)
ターメリック teaスプーン1
チリパウダー teaスプーン 1
マスタードシード teaスプーン 1
塩 味が付く程度
サラダオイル tableスプーン 3
ニンニク 2片 みじん切り
生姜 2cm角 みじん切り
トマト プチトマト10~13個 半分に切る
玉葱 小2個(大1個) 半分にして輪切りにスライス(5ミリ位の幅)
レモン マリネする時に少し絞る。
作り方
1,エビの頭と背ワタを取り水洗いをして良く水気を拭いておく。
2,エビにターメリック、チリ、レモン汁少々、塩をまぶして20~30分マリネする。
3,鍋に油を入れ熱し、マスタードシードがパチパチと跳ねてきたら、スライスした
玉葱を加えしんなりするまで炒める。
4,そこにスパイスをまぶしたエビを入れ軽く炒め、エビが赤く色が付いてきたら、にんにく、生姜を入れて炒め、そこにトマトを加えて炒める。
ポイント
★ 最初から最後まで強火で調理する。
★ 普通のトマトを使うと水っぽくなるのでプチトマトにしましたが、酸味と甘みのあるトマトならOKです。
レモンライス
1,炊きたてのご飯2合をボールに移す。
2,レモン1/4を絞って器に入れ、ターメリック小さじ1/5と混ぜ合わせておく。
3,ご飯が熱いうちに、混ぜ合わせたレモンとバター大さじ1~2、塩少々をボールのご飯に混ぜ合わせて出来上がり。
ポイント
★ レモン汁をご飯に混ぜて黄色のまだら模様になるが、それが良いと主人が言っています。
★ バターとレモンは好みで量を調節して下さい。