ほうれん草とリコッタチーズ団子のクリーミートマトカレー
とクミンライス(spinach koftas creamy tomato curry)
今日のカレーは少し濃厚でクリーミーなカレーです。
南インドではめったに使わない材料のカシオナッツやクリーム、バターを使います。
ニューデリーのオベロイホテルで食べて、美味しかったカレーです。
店のクックに作り方を聞きながら、私なりに家庭で作れるようにアレンジしてみました。
(オベロイホテルはタージホテルと並ぶインドの最高級ホテルです。)
2008年の2月に初めてニューデリーに行きました。首都だけの事はあり、中央政府の集まっている場所(東京の霞が関)や各国大使館の集まっている場所あるいは官邸のある場所など、とても緑も多く公園の様な趣で素晴らしい所でした。
2月のインドは四季で言えば初春にあたります。初春でもカーディガンを羽おっていたので肌寒かったのでしょう。ニューデリーは昼と夜の温度差がけっこうあったように覚えています。インドは1年中暑いわけではなく、地域により気候もことなります。
北インドは南インドとは違い冬の寒さがあるので料理も濃厚であまり辛くない物が好まれるのでしょう。ムガール帝国の時代に入ってきたペルシャやアラブ、もしくはその以前に来ていたポルトガル人やオランダ人からの影響が料理に表れているのも見逃せない事だと思います。
チェンナイなど南の地方との料理の違いは歴然としているのがインド料理の楽しさです。
Koftaとは肉団子を意味しますが、今では団子状になっている物の総称として使われているようです。
オベロイホテルで食べたホウレンソウのkoftaはパニール(インドのチーズ)が入っていました。今日は簡単に買えるリコッタチーズで作ります。もしリコッタチーズがなければカッテージチーズで作りましょう。
カレーソースの材料
❍ ホールトマト(缶詰め) 4個つぶす(大きければ3個に)
❍ ニンニク 3片みじん切り
❍ 生姜 10gみじん切り
❍ サラダ油 5 tableスプーン
❍ 玉葱 中1個スライス
❍ カシューナッツ 40gつぶす
❍ ターメリック 1/2 teaスプーン
❍ チリパウダー 1/2 teaスプーン
❍ コリアンダーシード 1強 teaスプーンを粗くつぶす
❍ クミン 1 teaスプーン 粗くつぶす
❍ 塩 好みの味
❍ クリーム 2~3 tableスプーン
❍ バター 1~2 tableスプーン
カレーソースの作り方
1, 鍋に500mlの水とスライスした玉葱、ホールトマト、ターメリック、チリパウダーを入れてグツグツ20分煮る。
2, 熱したフライパンにサラダ油を入れ、ニンニク、ショウガを炒め、その中にカシューナッツ、コリアンダー、クミン、塩を焦がさないように十分に炒める。
3,①と②を一緒にミキサーにかける。
(スティックブレンダーの場合は直に鍋で)
4, 鍋に③をもどして8分~10分弱火で煮る。
Koftasの材料
❍ ホウレンソウ(今回買ったひと束が) 220g(200g~230g位までOK)
❍ リコッタチーズ (ホウレンソウと同量) 220g
❍ コーンフラワー(又は小麦粉) 2 tableスプーン
❍ 塩少々
Koftasの作り方
1, ホウレンソウをしっかりと湯がき、水気を絞っておく。切ったホウレンソウと塩少々、リコッタチーズ、コーンフラワーを一緒にミキサーにかけてペーストにする。
2,柔らかすぎるようなら、粉を足して調節する。
3, 鍋にサラダ油を高さ5㎝ほど入れて熱くしたら、(温度は180度位)ペーストをtableスプーンですくって油に落とす。薄い茶色になるまでゆっくり揚げる。
作ってあるカレーソースの中に揚げたKoftasをいれ、5分程火にかける。
最後にクリームとバターを入れて、塩味を見て出来上がり。
クミンライス
クミンライスはかすかにクミンの香りがして濃厚なカレーに良く合うと思います。
電気釜で簡単に炊けるので、試して下さい。
バスマティライス、計量カップで200ccを洗い、250ccの水とTeaスプーン1弱のクミンを釜に入れて電気釜で炊く。
ポイント
★カレーソースをミキサーにかけ鍋に戻して火にかけた時、グツグツ言い出したら弱火にする。鍋からソースが飛ぶので注意して下さい。
★ホウレンソウのペーストを揚げる時は最初に小さなペースト団子でテストする。ゆっくり薄茶になる位の火加減でゆっくり揚げて下さい。
★揚げたこコフタは柔らかいので潰さないように!!